コロナ禍以降の中田ヤスタカの音楽路線

Perfume へのプロデュース

『PLASMA』

「ネビュラロマンスMAP」は、コンサートが開かれる各地域の名物を紹介するもの。現地の人々にとっては珍しいものではないので、現地人がターゲットのマーケティングではないと分かる。これはツアーで各地を転々とするコアなファンに向けたものだろう。

さらに「108通りの日替わりセットリスト」という新しい試みも行われている。これもツアーで各地を転々とするコアなファンに向けたものだろう。

中田ヤスタカが流行が外れた路線を狙うのはいつものことだが、PLAZMA以降の路線はこれまで獲得してきたファンをふるい落とすほどの急変だ。それに加えてマーケットの小さいところを突いてきているので、新規ファンも少ないだろう。上記の新しい試みは、コアなファンの離脱を阻止しようとしていると見える。

PLAZMAではPerfumeのメンバーが困惑しているという印象を持った。楽曲と演出を完全分業する体制に綻びが生じているのかもしれない。

『ネビュラロマンス』

2025年後期、原点回帰か?

PiKiのTell Me Tell Me ☆ (2025-07)の歌詞「つくり笑いをやめて自分らしく生きると決めたの もう使わないと決めた魔法が弾けちゃうの」は中田ヤスタカの今後の活動方針を暗示したものでは?「もう使わないと決めた魔法」はかつての楽曲スタイルを意味するのでは。

Perfumeのネビュラロマンスにおける歌詞を読むと「永遠」が強調されていることがわかる。さらにネビュラロマンス後篇の『exit』はPLAZMAに収録されていた『∞ループ』と歌詞がよく似ており、輪廻転生を想起させる。これについては以下のような推測ができる。

  • 作曲をかつてのジャンルやスタイルに回帰することの宣言
  • 中田は仏教的思想を持っており、これを反映している。

きゃりーぱみゅぱみゅへのプロデュース

2025-10にきゃりーぱみゅぱみゅが「dreamin dreamin」という名のライブを開催した。ライブではCAPSULEの『dreamin dreamin』(2006年)のカバー曲が披露された。きゃりーの世界観に合った編曲がなされていた一方で、往年のブリブリベースは健在。

Perfumeの活動休止に伴い中田ヤスタカのサウンドに飢えるファン層がきゃりーに注目している。きゃりーは全盛期を過ぎてから暗中模索する時期が長く続いていたが、この機会に数万人のPerfumeファンを取り込む事ができれば人気を復活させることになる。商業的な旨味は非常に大きい。その観点から、今後はダンス・ミュージック路線を選んだりPerfumeの曲をカバーするのが良い戦略だろう。ただし、中田ヤスタカは王道や商業主義を好まない性格なので、このような路線を選ばないかもしれない。

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